診療報酬に基づいた会計
水曜日, 11月 2nd, 2016病院で診察や治療を受けたりして帰宅する際、お金を支払って帰ります。会計のとき、領収書や診療報酬明細などが発行されます。領収書や診療報酬明細のそれぞれの項目には、点数が書いてあるのです。これは、病院の会計に限ったことではありません。薬をもらう薬局においても、この点数に基づいて会計が決められます。
領収証に記載されている点数は1点=10円で計算されます。点数の合計が、診療や治療にかかった金額の合計です。しかし、合計点は、全額自己負担で払う場合の金額となります。加入している保険によって自己負担割合が変わってくるので、診療報酬点数の合計が、そのまま自己負担額というわけではありません。
診療報酬点数は、文字のとおり病院の診察や治療などにかかわる行為にかけられる点数のことです。初診料や再診料・入院料・種の検査や画像診断料・投薬・注射・リハビリテーション・精神科療法・処置・手術・麻酔・放射線治療・病理診断・在宅医療・医学管理など、それぞれに応じた点数が法律で決められています。病院側は、一人一人が行った治療や処置の内容を元に点数を割り出し、合計して医療費を計算するのです。会計は、患者が加入している健康保険に基づいた割合分を支払うことになっています。
慢性的な疾患で毎月病院に行ったり薬をもらったりしている人は気づいているかと思いますが、同じ診察や同じ薬でも支払う金額が異なる時もあるようです。気になる人は、領収書などで確認するようにしましょう。参考リンク~知っておきたい医療の話~